元大関が引退…。
大相撲の元大関である、琴欧洲が本日、現役引退を発表しました。
初のブルガリア出身の力士だっただけに、残念です…。
昔から琴欧洲関の相撲は好きでした。
2m以上の身長を存分に活かした、懐の非常に深い相撲は、日本人ではなかなか真似のできない豪快な相撲だったからです。
レスリングを経験していたということもあって、その力強い相撲が特徴的でしたね。
しかも、史上最速となる、所要19場所で大関昇進という記録をも打ち立てた力士でした。
近年は、ずっと大関の地位にいましたが、怪我による故障が原因で、大関から陥落し、ここ数場所は関脇として土俵に立ち続けていました。
今場所の成績は、春場所10日目まで1勝9敗と精彩を欠き、11日目からは休場していました。
非常に残念ですが、これ以上続けるのは無理と判断したのでしょう。
度重なる怪我で、もう満足のいく相撲が取れないと確信したのではないでしょうか。
琴欧洲関は、2009年には日本人女性と結婚し、今年の1月には日本国籍を取得したのだそうです。
知ってました?
私は全く知りませんでした。
ですので、琴欧洲関は、国籍上はもう日本人なんですね。
その為、現役引退しても、今後は親方として日本相撲協会に残ることが可能となっているようです。
果たして、本人はどうするのでしょうか。
今後の日本とブルガリアをはじめとする欧州の架け橋として、相撲協会に残って尽力していただきたいものです。
力士が随分国際化していますが、親方などはあまり国際化されていないように思います。
外国出身の方が、相撲協会の中で重要なポストに就いてもいい時代なのではないかと思います。
今後もがんばってほしいですね。